気体の発生と性質|Plus(小学校高学年クラス)

酸素・二酸化炭素・水素

今月のサイキッズPlusのテーマは「気体の発生と性質」。

この単元は、様々な気体の名前と性質を憶えることが何よりも重要ですが、憶えるためには実体験が一番👆

ということで、気体の中でも重要な「二酸化炭素・酸素・水素」の発生方法と性質について学んでいきます。

最初は二酸化炭素です🫠
今回は「うすい塩酸と貝殻」を反応させる方法で発生させます。

塩酸が入った瓶に貝殻を入れると、大量の泡(気体)が出てきました!
突然大量の泡が出てきたことで、子どもたちもとても驚いている様子😯

ところで、この発生した気体が二酸化炭素であるのか、どのようにして調べたらよいのでしょうか?
科学の世界では実験したものを証明・検証しなければいけません。

そこで必要なのは 知識
二酸化炭素の性質を知っていれば、同定(同一であることを見きわめること)が可能です!
今回は「火を消す」働きを使いましょう🧯
火をつけたろうそくを瓶の中に入れると…

なんと一瞬で火が消えてしまいました!
よって二酸化炭素が発生したことが分かりましたね📝

続いて酸素です🫠
うすい過酸化水素水(オキシドール)と二酸化マンガン を反応させると発生します。
これも先ほど同様、大量の泡が出てきました!

この泡が酸素であるかどうか、これも調べていきます!
酸素は「燃えるのを助ける」働きを持っています。
火のついた線香を近づけてみると…

「ポンッ!」と音を鳴らしながら火が激しく燃えました🔥 
つまり、酸素が発生したことが分かりましたね!

最後は水素です🫠
水素は特定の金属と塩酸や水酸化ナトリウムを反応させて発生させることができます(すべての金属と反応するわけではありません)。
そこで、様々な金属とそれらの薬品を反応させて水素が発生するかを調べます。
今回使用する金属は銅・鉄・亜鉛・アルミニウム。

みんな発生するかどうかドキドキしながら、金属を入れていました😉

結果は…

左の試験管立てが「水酸化ナトリウム」、右の試験管立てが「塩酸」です。

水酸化ナトリウムと反応:(亜鉛)・アルミニウム
※一番発生が多い→アルミニウム

塩酸と反応:鉄・亜鉛・アルミニウム 
※一番発生が多い→亜鉛

上記の組み合わせで泡が発生しました。

さて,この泡の正体が水素であるかどうか調べてみましょう!

水素は火を近づけると燃える(爆発)する性質を持っています。そのため試験管の口に火を近づけて検証します。

火を近づけると…。「ボンッ」と音を立てて小爆発しました💥💥💥
これには子どもたちもビックリ😲
これで水素であることが分かりましたね!

今回の実験は、様々な薬品を使ったり火を使ったり、特に印象に残ったはずです!
この印象や楽しかった記憶(実体験)こそが「暗記」の最速の近道👆
難しい内容でもできるようになれば楽しいものです。
今後も「できるから楽しい!」を実感しながら学習をしていきましょう!